「名作」シリーズ、第二弾をお送りしたいと思います。
第二弾は、これは小学生の頃に、仲良しだった友人に借りてドはまりした
「闇のパープル・アイ」
です。
あらすじ
「闇のバープルアイ」は、現在(2022年)もバリバリご活躍中の、篠原千絵先生が描かれた漫画です。
第32回小学館漫画賞少女部門受賞。1996年、テレビ朝日系列にてテレビドラマ化されました。
主演は、雛形あきこさん。
この主人公の妹役に、なんと女優時代の浜崎あゆみさんが出てたんですよ(笑)
当時は、今ほど有名でもなんでもなかったはずです。私も後ほど知りました。
「そうやったんかっ!」
って驚いた記憶あり。
さて、内容ですが……。
主人公・尾崎倫子は、人から豹に変身する変身人間の血を引いていた。父と妹、そして幼なじみで恋人の慎也との平穏な生活は、自身の能力の覚醒により一遍する。
生物教師・曽根原薫子は、変身人間の存在を知らしめようとして学会から追放された父の名誉を回復しようと、倫子ら変身人間を狙っていた。目的のためなら殺人や拷問など非道な事を平気で行う曽根原。
倫子の最後の抵抗によって一度は退いた曽根原だったが、倫子ともう一人の変身人間・小田切との間に生まれた娘・麻衣を狙い始める。純血種である彼女は、より高い能力を持っていた。倫子と麻衣、母娘二代に渡る曽根原薫子との戦いを描く。
Wikipedia
ひー!なんかもう、摩訶不思議がいっぱいでしょう?
でもね、小学生だった私は、本当にドはまりしたんですよ。
当時、LP(笑)も二枚出まして。こちらはクリスマスやら誕生日やらのプレゼントで親に買ってもらった記憶があります。
今、もし、この中に入っていた楽曲のカラオケがあるなら、歌えます(笑)
「絆シークレット」っていう歌。大好きやったわぁ❤
……あ、話逸れた。
なんていうか、当時小学生だった私にとって、「豹に変身する人間」ていうのが、なんとも衝撃だったんです。
篠原千絵先生について
もうね、巨匠ですよね!
和田慎二先生が白泉社の巨匠なら、篠原千絵先生は小学館の巨匠では?
そう思っています。
篠原先生は今も連載中です。
こちらもお得意、古代トルコのお話。いわば、オスマン大奥って感じです。
こちら、途中まで読んでます♪ なかなかエグくて面白いですよ。
しかし、私の中での篠原先生といえば、やはり「闇のパープル・アイ」ともう一作。
「天は赤い河のほとり」
でしょう!
ちょ……。自分とこにあるはずのコミックが見当たらず、思いもよらない捜索してました。
そして思い出した。
実家のある(あった?)地元の友達に貸したままだった(笑)
コロナのせいでなかなか会えず、そのままでした。忘れたわ。
また話がそれるところでした(笑)
このお話は最高に面白いと思いますよ。
私の中では、トルコ版「王家の紋章」だと感じました。
「王家の紋章」もいずれ熱く語りたい。
私の小学生時代の幼い純粋なハートを、すべて奪っていった、メンフィスという男の話を!(笑)
いやだから話を戻して💦
現代の少女が古代オスマントルコ、つまり、ヒッタイトでの権力争い的なものに巻き込まれて、王子に見染められたどうのこうのという話(こちらはぜひ読んでもらいたいので曖昧にぼかす)。
「王家の紋章」はなかなか終わりませんが、こちらはとても美しくキレイに終わらせてくれました。
満足です♪
あとね、「陵子の心霊事件簿」もおすすめです。
白猫ポウに憑依した青年と、陵子が次々に事件を解決していくっていうお話です。
なにげに、篠原先生は、ホラーよりの漫画家さんだと思います。作品も全般的にそんな感じですよね。
私は個人的にとてもトラウマになったショートストーリーがありまして。
タイトルを、……忘れた!
でも、なんだろう。とあるグループがとある町にうっかり赴いてしまったら、そこに蛾が大量発生してて、次々に蛾の鱗粉にやられていくという、そら恐ろしい作品です。
私はこれで、蛾がトラウマになり、未だに大嫌いです……。
しかし、そんな影響を与えるなんて、篠原先生、すごいな✨
篠原先生は他にも、「海の闇、月の影」や「蒼の封印」など、名作を数々発表しています。
たえさん的「闇のパープル・アイ」のツボ
さて。この写真は、私が小学生の頃から集め始めた、当時のコミックです。
いやあ、だいぶ傷んでるなぁ。
ちなみに集め始めたのは、おそらく八巻ぐらいからかな。
丁度、八巻の奥付が初版だったので(笑)
1986年……いや、私中学生やな。
とにかく、人が豹に変身するっていうのが衝撃でした。
もちろん、当時、「狼男」は知ってましたよ。小さな頃に見た「怪物くん」(アニメ)で(笑)
でも豹!!
なんてスタイリッシュ✨
倫子はオーソドックスな黄色に黒い模様の豹に変身しますが、後に出てくる小田切さんが変身した豹は黒豹。
カッコよすぎる💓
幼心に、めっちゃときめいたの覚えてます(笑)
そして、もっと驚いたのは、この作品が全部で二部作であるということ。
前編は、倫子が主人公。
そして後編は、倫子が生んだ娘、麻衣が主人公になります。
いや、すごくない? 当時にしては、かなり斬新でない??
ちょっとだけその時、
「えっ、倫子ちゃんは!?」
って悲しかったの覚えてる(笑)
でも、ちょっとネタバレかもしれないけど、作品の後半にまた倫子ちゃんが出てくるんだけど、もうね。
このあたりは涙なくして読めないのよっ!!!
「知らない間」に成長した娘の姿をみた倫子の気持ちや、それと同時に「会えず」に失ってしまった人など。
ええい、かなりあいまいにボカしてるけど、とにかくそのあたりが涙なくして読めない(;_:)
さっき、撮影のために、書棚の奥から引っ張り出してきたけどね。
これ、今、読んだらまた違った印象を受けるんじゃないかなあ。作品からの印象ね。
前に読んだのいつだろう。かなり前だと思います。
うーん。読むべきか、読まざるべきか……(笑)
読んだらまた泣きそうで怖い(笑)
驚愕のドラマ化
そう。「闇のパープル・アイ」はドラマにもなりました♪
ええ、見ましたよ。一生懸命見ましたよ。
当時はね、とても純粋なお子ちゃまだったので、
「えっ。えっ!?」
な感じにストーリーが微妙に違ってたりで、若干ショックを受けたりもしたけど。
でも、よくできた作品でした♪
しかし、悲しいかな。
どこの配信サイトでも、ドラマはやってくれていないようですね。悲しいな。こうなってくると。
さっきもお話しましたが、妹役が浜崎あゆみさんだったのも、あとで知って衝撃でした。
あ、そうそう。妹の「亡くなり方」も原作と違ってたんですよね。
いや、確かに原作のままだと、かなりアカン映像になるのでこうなったと、今なら思えます。
「闇のパープル・アイ」メディア化
ドラマの他にも、ドラマカセット(笑)やらなんやら、いろいろあったようですね。
私は、さっきもちょこっとお話しましたが、LPを二枚持っていました。
確かね、大人になってCDで買いなおした記憶があるのよね。
押し入れの奥にでも入っているかもしれない。
もしくは、古い方のipodになら入っていそう気がします。
イメージサントラ、みたいな感じで、「歌」というものが少ない中(ほとんど音楽ばっかり)、「絆シークレット」という曲が本当に良かった!
もしなんかの機会があれば、聴いてほしいところです。
倫子や麻衣ちゃんのイメージそのまんまって感じです。
余談ですが……
この頃、祖父の家で、新しいワンちゃんが引き取られました。
名前をお前が考えてもいい、と言われたので、なんか唐突に、倫子ではなく「麻衣!」って答えのを憶えています(笑)
たぶん、「まい」って響きと、漢字が好きだったんだと思う。
どうやら私は、何かの登場人物でペットの名前をつけるのが好きだったようです(笑)
最後に。
書店員をしている、毎月のコミックの発売量に驚愕します。
今は、紙はもう古い。電子書籍の時代だ! と言われていますが。
まあ、確かに、年々「紙」の売り上げは減っていて、業界はとても大変なようですが。
コミックって、やっぱり「紙」で手元に置いておきたいって思いがありませんか?
私はそれがとても強く、いつまでも好きな作品は手元に置いてしまいます。
ええ、だから、もう置くところがなくて困ってる(笑)
古い作品で名作はまだまだありますので、今後もちょこまか紹介していきますね
あ、忘れてるところでした。
この【名作】シリーズの第一弾は、こちらです。
Originally posted 2022-08-21 12:00:00.
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